特長7:現状のポジションや資金余力に対応した売買指示機能を搭載
バックテストを実施した結果、自分にとって本当に納得のいくストラテジーが完成すれば、あとはそのストラテジーを信じてトレードを実行するのみです。
そのストラテジーを実行するにあたって必要になってくるのが、売買指示機能です。
売買指示機能で確認できる内容
はじめに、「当日日付」「当日現金残高」「当日ポジションファイル」に関する情報を入力します。これらの情報を入力して「開始」ボタンを押すと、仕掛け余力を考慮した売買指示が出されます。
当日保有ポジション
当日ポジションファイルの内容が反映されます。これは、自分が保有している銘柄に他なりません。
仕掛け
仕掛けるべき銘柄、その数量、売買方向、執行条件、が表示されます。
手仕舞い
手仕舞いすべき銘柄、その数量、売買方向、執行条件、が表示されます。
見送り
仕掛け条件を満たすもののうち、資金管理の都合上、見送りとなった銘柄が表示され、見送る理由も分かります。
なぜ現状のポジション状況や資金余力に対応した売買指示機能が必要なのか?
単なる銘柄スクリーニング機能だけではダメな理由
売買指示機能というと、仕掛け条件や手仕舞い条件を満たす銘柄がスクリーニング出来さえすれば、それで十分ではないかと思われるかもしれません。
しかし、ただ単に仕掛け条件や手仕舞い条件を満たす銘柄がスクリーニング出来るだけでは、実際のトレードにおいて支障がきます。
なぜならば、仕掛け条件や手仕舞い条件には、資金管理に関する条件が入っていないからです。
バックテストにおいて自分の資金量を考慮する必要があるのと同様、売買指示においても自分の資金量を考慮する必要があります。
ストラテジーどおりにトレードすることを前提とした売買指示ではダメな理由
完全にストラテジーどおりにトレードすることを前提とした売買指示しか出せないというのも困ります。
なぜならば、ストラテジーに従ってトレードをするのが株システムトレードの基本であるとはいえ、実際には何らかの理由でストラテジーどおりにトレードできない状況も起こり得るからです。
たとえば、売買指示を出した結果、仕掛けるべき銘柄がいくつか出てきたとします。本来であれば、仕掛け条件を満たしている銘柄ですので、それに従って仕掛けるべきです。
しかし、自分の都合、たとえば出張などの理由で証券会社への発注ができずに、それらの銘柄を仕掛けることができなかったとします。
もし、完全にストラテジーどおりにトレードすることを前提とした売買指示しか出せないと、翌日以降のトレードに支障がくることは容易に想像できます。
いったんストラテジーから逸脱したポジションになってしまうと、保有銘柄も現金残高も変わってきます。当然、仕掛け余力も変わってきます。その結果、売買指示そのものも変わってしまいます。
もちろん、このような場合、優先すべきは実際に保有しているポジションであって、ストラテジーどおりに売買していればこうなっていたという架空のポジションではありません。
現実のポジションではなく、架空のポジションに基づいた売買指示しか出せないというのでは本末転倒というものです。
必ずしもストラテジーどおりにトレード出来なかったことがあったとしても、その現実に対応した売買指示が出せるようになっていなければなラないということです。
シストレ魂の売買指示機能の強み
他の株システムトレードソフトの売買指示機能は、銘柄スクリーニング機能しか有していなかったり、ストラテジーどおりにトレードすることを前提とした売買指示しか出せなかったりするものが殆どです。
これに対し、シストレ魂の売買指示機能は、自分が現在保有しているポジション状況を把握した上で、仕掛け銘柄と手仕舞い銘柄と見送り銘柄の指示が出るようになっています。
自分が現在保有しているポジション状況から仕掛けられる余力をまずは計算し、その上で、仕掛け条件や手仕舞い条件を満たす銘柄をどのように扱うかという、現実を重視した売買指示機能なのです。