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自分でバックテストをすることの大切さ

システムトレードの世界でよくある誤解

システムトレードの世界では、以下のように考えている人も少なからず存在します。

「システムトレードとは、優位性が証明されたストラテジーに従って機械的にトレードすればいいだけだから、 自分でバックテストをしなくても、他人がバックテストして優位性が証明されたストラテジーをそのまま使えばいいんじゃないの?」

(だから、自分が欲しいのはバックテスト環境ではなくてストラテジーなんだ。分析なんか面倒くさいし、何でもいいから儲かりそうなストラテジー教えてくれ。という意味を暗に含んでいます。)


しかし、以下の2つの理由から、他人のストラテジーを鵜呑みにしてそのまま使うことはおススメできません。

一つめの理由は、その人が間違ったやり方で分析をしているかもしれないということです。

二つめの理由は、その人が公開しているストラテジーが、 自分の資金量やリスク許容度や性格や生活スタイルに合っていないかもしれないということです。

そのことを確認するためにも、自分の手でバックテストをすることが大切です。

他力本願では勝てない!自分の手でバックテストを!

他人が公開したストラテジーを鵜呑みにするというのは、自分にとって大切なお金が、 他人にどのように扱われても構わないと言っているようなものです。

そもそも相場の世界というのが他力本願で勝てるほど甘い世界ではないのですから、システムトレードでも自分の手でバックテストをすべきだと思います。

苦労することなく手っ取り早く成功したいという安直な動機で、ブラックボックス型システムやシグナル配信サービスを利用することもおススメできません。

ブラックボックス型システムやシグナル配信サービスというのは、 背後でどんなストラテジーが組まれているのかが全く分からないので、有効性を検証することすら出来ません。

悪意のあるトレード業者に捕まったら泣くに泣けないと思います。

もちろん、トレードアイデア探しのために、他人のストラテジーを参考にすることは全く問題ないと思いますが、 その場合でも自分でバックテストをして有効性の検証ができるストラテジーしか信用してはいけないと思います。

システムトレーダーにとってバックテストというのは一番大事な仕事です。

その一番大事な仕事を怠るということは、職務放棄であると言われても仕方がないと思いますが如何でしょうか。


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