株システムトレードソフト シストレ魂

トレード対象についてどう考えるか?

株システムトレードとひと言でいっても、そのトレード対象の考え方は人それぞれです。

現在、上場している日本株は約4,000銘柄ありますが・・・

「これら約4,000銘柄すべてをトレード対象と考えるか?」
「その中から、ある特定の1銘柄だけをトレード対象と考えるか?」

このどちらを採用するかによって、株システムトレードのバックテストのやり方は全く違ってきます。

1銘柄での株システムトレードの問題点

後者のタイプ、つまり、ある特定の1銘柄だけをトレード対象とした株システムトレードの場合、 市販の株システムトレードソフトを入手せずとも、ちょっとしたプログラムや表計算ソフトの知識があれば実践可能です。

「エクセルでシステムトレードを」と謳っている株システムトレード本や株システムトレードサイトは、 後者のタイプであると考えてほぼ間違いないでしょう。

実際、後者のタイプこそが株システムトレードであると考えている人が多いのも事実です。

後者のタイプの株システムトレードは、トレード対象を最初から決め打ちしている分、 その後の銘柄選択の問題を考えなくて良い上に、資金管理条件も非常に単純ですから、バックテストが容易であるというメリットがあります。

このように、後者のタイプの株システムトレードは、バックテスト自体はお手軽ではありますが、 基本的には積極的におススメできるものではありません。

後者のタイプの株システムトレードの場合、無視することのできない大きなリスクがいくつか存在するからです。

リスクその1 : 個別銘柄のファンダメンタルズリスク

まず気にしなければならないのは、個別銘柄のファンダメンタルズリスクです。

これは企業のファンダメンタルズ変化に伴う急激な株価変動リスクのことを指しますが、最も極端な事例は、その企業が倒産してしまうというケースです。

ファンダメンタルズリスクは突発的なものであり完璧に回避する方法はありませんが、しかし、それは時として致命的な損失に繋がる場合もあります。

リスクその2 : 過剰最適化をしているリスク

実は1銘柄であれば、過去に有効だったストラテジーを探すのは非常に容易です。

その銘柄の過去の値動きに合わせてテクニカル指標の条件をどんどん追加していけば良いからです。

しかし、このように過剰最適化されたストラテジーは、将来において機能しなくなる可能性が非常に高いと言えます。

これに対して、複数の銘柄に対して同じように機能しているストラテジーであれば、そのほうがストラテジーの信頼性が高いのは言うまでもないでしょう。

リスクその3 : 銘柄分散によるリスクヘッジが利かないリスク

上記のファンダメンタルズリスクや過剰最適化リスクは、銘柄分散を行うことによって、ある程度軽減することができます。

この銘柄分散が株システムトレードでは非常に重要ですが、ある特定の1銘柄だけをトレード対象とする株システムトレードではそれを実施することすらできません。

上場全銘柄での株システムトレードが理想的

このような理由から、株システムトレードを実践する場合、複数の銘柄をトレード対象とすべきでしょう。 理想としては、上場している全銘柄をトレード対象とした株システムトレードです。

さらに・・・ 上場している全銘柄をトレード対象とする株システムトレードには、もうひとつメリットがあります。

それは、上場している全銘柄をトレード対象とすることによって、バックテスト上のトレード数が必然的に多くなり、 バックテスト結果の信頼性が高くなるというメリットです。

このような現実を踏まえて、シストレ魂は上場している日本株全銘柄がトレード対象としており、 これによって本格的な株システムトレードのバックテストを可能にしております。


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